大雪山系遭難:遅れた客置き去り ガイド、分岐で確認せず
北海道・大雪山系のトムラウシ山(2141メートル)で登山ツアー客ら8人が遭難死した事故で、最後まで一行を引率した男性ガイド(38)が「トムラウシ分岐」で全員を確認することを託されながら、一部のツアー客だけを連れて進んでいたことが分かった。同社はマニュアルで「ツアー客を1人にしない」と決めており、道警は業務上過失致死容疑でこのガイドから一連の経緯を詳しく聴く。
ツアーは男性ガイド3人が15人を引率していた。16日午前10時半ごろ、山頂手前で女性1人が寒さで動けなくなったため、1人のガイド(61)が女性とともに残った。さらに同日正午ごろには別の女性も体調不良となり、別のガイド(32)ら計5人が現地でビバークすることになった。
ツアーに参加した男性によると、ビバークしたガイドは38歳のガイドに「先にある(トムラウシ)分岐で全員を確認してほしい」と依頼。ガイドが先頭になって残る10人を引率する形で下山を再開した。しかし、ツアー客は寒さと疲労で動きが遅く、次々と隊列から離脱。ガイドは「早く来なくてはいけない。間を空けないで」などと呼び掛けたが、歩くペースを変えなかったという。このため、ガイドとともに歩いたのは男性ら3人だけとなった。
男性は心配になって後ろに戻ったところ、7人いるはずの後続グループは5人しかおらず、2人の行方は分からなかった。その後、男性らはトムラウシ分岐に到着。ガイドの「おーい」という呼び掛けが聞こえたため、「おーい」と返した。だが、ガイドの姿は見えず、その後はガイドからの声も聞こえなくなったという。
ガイドは同日午後3時55分ごろ、客2人とともに中腹の「前トム平」付近に到着し、携帯電話で110番し、道警に救助を求めたとされる。ツアーを主催したアミューズトラベル(東京都千代田区)の松下政市社長は「(ガイドは)先に下りて救助を求め、再び山に入って助けようとしたのでは」と説明している。
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Author:風のヤマオヤジ
山登りと、山岳環境保護のため、北海道から信州に移り住んだ私。
登山歴 35年 一年中、山を求めて歩いています。
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