昨年8月に日光国立公園から独立し、単独の国立公園となってからの山開きは
初めてで、戸倉地区の駐車場で午前10時から行われた式典には山小屋関係者や
登山者ら計約350人が参加。
尾瀬の昨シーズンの入山者は約35万人で2年連続で前年を上回ったものの、
統計がある1989年以降でピークの約65万人(96年)に比べると少なく、
千明金造村長は「昨年は多くの方のご協力で国立公園が誕生し、今年は
尾瀬学校の取り組みも始まります。
さらに多くの方に、尾瀬を訪れて頂きたい」とあいさつした。
また、オカリナ奏者の宗次郎さんが尾瀬をイメージしたオリジナル曲や
唱歌「夏の思い出」などを演奏したり、地元の太鼓愛好グループが太鼓を披露したりした。
尾瀬ヶ原(標高約1400メートル)では、20日の大雨で残雪の大半が解け、
木道が冠水して一時通行止めになったり、咲き始めたミズバショウが水没している
個所もあった。
ミズバショウは水辺に自生しており、山の鼻ビジターセンターによると、
水没したミズバショウは今後、回復する可能性もあるという。
ミズバショウは間もなく見ごろを迎える見込み。
一方、一気に雪解けとなったため、池塘(ちとう)などの水面が普段より広がって
残雪の至仏山(2228メートル)などが大きく映る様子も見られた。
年に1〜2回、尾瀬を訪れるという渋川市石原、病院職員山口京子さん(55)は
「花はまだこれからという感じですが、この時期の木道は混雑もなく、水面を眺めて
気分よく歩けます」と話していた。
鳩待峠から山ノ鼻地区の登山道の一部は残雪で埋まっており、
同センターは「十分な装備で入山を」と呼びかけている。
(2008年5月22日 読売新聞)
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